○集落有財産の取得に関する要綱
(平成10年12月21日要綱第3号)
改正
平成11年3月31日要綱第10号
(趣旨)
(財産の取得要件)
(取得財産)
(取得財産の評価)
(取得価格の限度)
(買上げ申請)
(補則)
別表
 土地の評価額は、当該箇所について、評価項目に応じた基準評価額に、傾斜による補正係数を掛けて算定する。ただし、同一箇所が均一に評価出来ないときは、複数に区分し、それぞれ補正係数を当てはめて評価する場合がある。
(算定式)評価額=基準評価額(表―1)×土地の傾斜による補正係数(表―2)
評価項目基準評価額備考

720,000
ha当たりの路網密度が村平均値以上であること。
(林道有り)

600,000
施業図上で、林分の中心と林道を結ぶ最短距離
(林道まで500m未満)

480,000
同上
(林道まで500m以上)
注:作業道の場合は、幅員3.6m以上、現況で通行可能であること。
傾斜程度土地の傾斜補正係数備考
標準0度 ~ 8度1.00 
やや急9度 ~ 15度0.90 
16度 ~ 25度0.80 
かなり急26度 ~ 34度0.60 
極めて急35度以上0.40 
 立木の評価額は、当該林分について、林分の状況により林層区分した上で、森林評価基準額に、土地評価でも使用する傾斜による補正係数、森林管理の程度による補正係数、作業条件による補正係数を掛けて算定する。
(算定式)評価額=基準評価額(表―5)×傾斜による補正係数(表―2)×森林管理の程度による補正係数(表―3)×作業条件による補正係数(表―4)
管理状態林分の状態補正係数備考
良好形質不良木も無く、十分手入れされ、健全な状態に保たれている。1.00 
やや不良保育管理に若干の遅れがみられ、形質不良木が含まれている。0.80 
不良除間伐等が遅れている等、今後、保育等を実施する必要がある。0.60 
荒廃保育管理がほとんど実施されていない。0.00 
注:管理状態が荒廃の場合、立木価格の評価額は算定できない。
評価順位補正係数備考
1.00ha当たりの路網密度が村平均値以上であること。
(林道有り)
0.85施業図上で、林分の中心と林道を結ぶ最短距離
(林道まで500m未満)
0.65同上
(林道まで500m以上)
注:作業道の場合は、幅員3.6m以上、現況で通行可能であること。
林齢推定材積石当たり単価評価額備考
(年生)(石)(円)(千円)
21~257003,0002,100 
26~308002,400 
31~351,0003,2003,200 
36~401,1003,520 
41~451,2003,5004,200 
46~501,2504,375 
51~551,3004,550 
55~601,3504,725 
61以上1,4004,900 
注1:本表の推定材積は、各齢級毎の標準的な立木の推定材積である。実際の評価の際は、立木材積は実測し、齢級毎の石当たり単価は市況等を勘案し、その都度定める。
注2:立木調査において、評価額算定の対象外となる対象面積に対し、補償費として300,000円/ヘクタールを加算するものとする。
1) その他針葉樹の評価額
  表―5の価格を、評価時点でのスギ材価と当該樹種の材価との差額で勘案し、スギ林分の評価額の算定方法と同様に算定する。
2) 広葉樹の評価額
  当該林分の広葉樹を評価時点の薪等の価格で評価し、算定する。
 なお、薪材を収穫できない幼齢林分は評価対象とならない。