私は、この1年半のことをよく聞かれます。
前回の村長選挙で、たくさんの方々に応援していただきながら、私の不徳の致すところで、やぶれました。
応援してくれた人からは「もっと勉強しなさい」と言われ、本を渡してくれる人も何人もおりました。
手始めに、小中学生の教科書から始め、大学の受験勉強をしておりました。
また、昨年の今頃は、岩手県の普代村で、災害復旧のボランテイア活動をしておりました。主に、住宅の床下の土砂の取り除きをしました。
今年の春からは、県立大学で勉強をしております。
新型コロナウイルス感染症の関係で、9月までの講義は、オンライン授業となり、自宅でパソコンに向かっておりましたが、10月からは通常の授業に戻り、秋田キャンパスに通い、20代の3年生といっしょに机を並べておりました。
これまで、行政の仕事をしましたので、仕事の検証の意味もあり、大学では有意義な時間を過ごしておりました。
しかし、突然に村長が不在となり、副村長も不在の中、この非常事態を早急に正常化するために、村長経験者である小林悦次が、再び村のために仕事をしなければならないと決意をしました。
私は、これまで、村の計画を作る時には、集落座談会等でみなさんと話し合う機会を設けてまいりました。
しかし、再び新型コロナウイルス感染症が拡大してきている中、どこに潜んでいるかわからない状況で、かつ、高齢者の多い村では、健康第一、感染予防に努めるべきであると判断しました。
私は、3密(密接、密集、密閉)を避けて、直接ご意見やご要望を聞かせていただくことといたしました。
そしてできたのが、今回の公約です。
たくさんの人が困っていること、たくさんの人のためになる、みなさんからの提案を、村民のために実行してまいります。
私は「人にやさしい、健康で安心して生活できる村」を創ります。
上小阿仁村は、過疎化の中、少子高齢化人口減少が進んでおります。
この対策として、村の総合計画を早急に策定いたします。
総合計画には、年金生活者や移動手段のない交通弱者のための対策を盛り込んでまいります。
1高齢者のために
・年金生活者の支援
介護保険料や健康保険税の軽減
・買い物、通院のための支援
交通機関の活用
・福祉の充実
人にやさしい事業(除雪費助 成)、危険空き家の解体
2心と体の健康のために
・インフルエンザ予防接種の無料化
・第2弾コロナウイルス給付金の支給
・スポーツや文化施設の活用と無料化
利用者の増と施設の有効活用
・病気の早期発見、早期治療
各種検診の推進と支援、新型コロナウイルス感染症の定期的PCR検査の実施
3安心な暮らしのために
・農林業者の支援
種もみや野菜の苗の支援、特産品開発と「道の駅」の販売促進、ライスセンターの支援、森林整備と道路網の整備
・商工業者の支援
起業者、事業拡大資金の無利子の融資、雇用拡大事業者への支援
・総合計画の策定
若者定住と雇用の拡大、保育園・診療所の建設と環境整備、オンラインを活用した雇用対策
4子どもたちのために
・オンラインの活用
村の光ファイバーでソフトウェアを活用
・通学路の安全を確保
交通事故防止と不審者対策
・交流事業の推進
遠隔研修の推進、放課後児童クラブの無料化