あけましておめでとうございます。
健やかに新年を迎えられたこととお悦び申し上げます。
昨年11月の村長選挙により、継続して村政を担うことになりました。
健康で長生きのできる住み良い村をみなさんの知恵とお力をお借りして、一緒に創ってまいります。
3つのことに取り組むこととしております。
1つ目は、3年連続の豪雨災害の復旧です。
2つ目が、災害防止事業の推進です。
3つ目が、総合計画の策定です。
1つ目の災害復旧にあたっては、私の携帯電話に国土交通省から何回も電話が入りました。
災害調査に国の技術職員を派遣してくれるというのです。
合わせて、秋田県からも支援を受け、毎日、20人近い技術職員が村の職員と一緒に災害現場の調査と資料づくりに夜遅くまで対応していただきました。
その結果、約20億円というたいへんな被災の報告となりました。
被災者は、これまで、災害復旧に負担金を支払い、復旧したところが再び被害を受けました。
激甚災害の指定を受け、広範囲に甚大な農地災害を復旧するため、12月議会で農家負担をゼロにして復旧を進めています。
2つ目の災害防止事業は、3年連続の豪雨となり、今後、毎年、あるものとして対応してまいります。
災害の時、一番大切なことは、自分の命を守ることです。
いち早く、安全なうちに安全な所に逃げていただくことだと思っております。
そして、災害を経験して困ったことは、水と電気がない生活です。
洪水を防ぐ効果の大きいダムと山林の整備によって、きれいな水を安定的に確保し、貯水される水で発電して電気を供給します。
これらは、自然エネルギーを活用する企業の誘致や既存企業の支援で、働く場の拡大と若者定住につながります。
ほんの50年位前の村は、萩形ダム建設と山林に関わる営林署などの山林整備事業によって、賑わっておりました。
3つ目の総合計画の策定については、全国的に人口が減少する中、村にたくさんあるものや村にしかないものを利活用することで、新しい事業展開をして、子どもを育てやすい環境にします。
村は、小水力発電可能性調査で10ヵ所を調査し、4ヵ所で発電の収支が合うとの報告をもらっています。
また、行政懇談会の提言や防災ダム、山林整備などを総合計画に盛り込んでいくものです。
総合計画は、三本の柱を基本にして策定します。
1つ目は、みなさんの健康です。
それは、健康で長生きしていただくことです。
2つ目は、雇用の拡大です。
村にたくさんあるものや村にしかないものを利活用することで、新しい産業を支援します。
3つ目は、教育の充実です。
子供は、村の宝です。
先人の教えを承継し、教育立村を推進します。
子供は、保護者だけでなく、地域が一体となって育てていきます。
総合計画によって、健康で長生きのできる住み良い村をみなさんの知恵とお力をお借りして、一緒に創ってまいりますので、本年もよろしくお願いして、新年のごあいさつといたします。