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2023年3月23日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
コアニチドリと天然秋田杉の里
コアニチドリ

コアニチドリは、大正8年、木下友三郎氏が最初に発見し、牧野富太郎博士によって命名されました。
その名は、最初の発見地である上小阿仁村の小阿仁川に由来し、秋田市と隣接する太平山(標高1,171m)山頂付近に自生しており、花は極めて小さく、淡い紅紫色の部分と白色の部分があり、小さなチョウが飛んでいるような形状をしています。

上小阿仁村は、村の総面積の92.7%が山林で、昔から林業および木材産業が重要な位置を占め、藩政時代から、「天然秋田杉の里」として広く知られてきました。
現在、村の直営林は1,540ha、分収林660haとなっており、全国有数の経営規模です。
天然秋田杉は枯渇寸前となり、戦後植栽の人工林がポスト天然秋田杉に変わるべく保育管理を進め、祖先から受け継がれたものを大切にしながら村の将来に備えています。

秋田杉
コブ杉

森の巨人「コブ杉」

大林集落から広大な森林空間に来るまで25分のところに、希少な資源となっている樹齢250年以上の天然秋田杉が生育する、上大内沢自然観察教育林があります。
720本もの巨木が群立する中に、一際奇妙な形をし、天を仰ぎ地を見据える巨木、古くから地域の御神木として崇められてきた「コブ杉」です。
この巨木は、平成12年4月に林野庁選定「森の巨人達百選」に選ばれました。
村のシンボルとして、又、自然が織り成す神秘な空間として大切に保存し、後世に伝えていきます。

秋田杉の村として知られる上小阿仁の個性をよく表しているのが、大小さまざまな木工品や工芸品です。
良質の木材を利用し、木工品や工芸品など、魅力ある製品が数多く生み出されています。
杉の伐根を利用した「ミニチュアハウス」や、天然のあけびづるを素材とした「あけびづる細工」など、作り手の温もりが伝わる工芸品も人気の的となっています。

秋田杉の木工品や工芸品
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