●ナラ類集団枯損(ナラ枯れ)とは?
6月下旬から8月頃にかけ、体長5㎜ほどのカシノナガキクイムシ(以下、カシナガ)が健全なナラ類の幹に穴を開けて内部に入り込み、内部を掘り進んで行きます。このとき、カシナガの体に付着したナラ菌が内部に持ち込まれます。(カシナガとナラ菌は共生関係にあります)ナラ菌の繁殖により、通水が阻害された木は衰弱し、7月下旬から枯死が始まり、8月上旬には枯死が目立ち、9月上旬までにほぼ枯死は終了します。翌年6月下旬頃、次世代の成虫が羽化・脱出し、近くの健全木に集中して穴を開け入り込みます。