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2023年3月23日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
ナラ枯れ被害が拡大しています!

 本県におけるナラ枯れ被害は、平成18年に初めてにかほ市で確認されました。その後、被害の拡大が見られ、平成21年には男鹿市や秋田市等でも被害が発生しています。
 今後の被害拡大に備え、監視体制や情報収集の強化を図りながら、早期発見・早期防除を進めることが最も重要です。

●ナラ類集団枯損(ナラ枯れ)とは?

 6月下旬から8月頃にかけ、体長5㎜ほどのカシノナガキクイムシ(以下、カシナガ)が健全なナラ類の幹に穴を開けて内部に入り込み、内部を掘り進んで行きます。このとき、カシナガの体に付着したナラ菌が内部に持ち込まれます。(カシナガとナラ菌は共生関係にあります)ナラ菌の繁殖により、通水が阻害された木は衰弱し、7月下旬から枯死が始まり、8月上旬には枯死が目立ち、9月上旬までにほぼ枯死は終了します。翌年6月下旬頃、次世代の成虫が羽化・脱出し、近くの健全木に集中して穴を開け入り込みます。

●被害を受けやすい森林は?

 カシナガの繁殖に適した大径木(高齢木)ほど被害を受けやすく、被害が確認されている樹種はミズナラ、カシワ、コナラ、クリの4種で、ミズナラが最も枯死しやすいことが分かっています。
 被害を受けることで、景勝地等の景観の悪化や森林資源の消失、水源涵養や土砂流出防止機能の低下が危惧されています。

被害木を発見したら、北秋田地域振興局農林部森づくり推進課、村役場、大館北秋田森林組合に連絡してください。

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